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Sunless Seaフォント変更手順

どこかに書こうと思ったまま忘れていたのを思い出したので急いで書きました。 現在日本語化だけでも遊ぶことは可能ですが一部文字の字体がおかしくなってしまいます。 フォントを入れ替えるとそうした文字を直すことができます。  用意するもの  ・UnityEx(Unityのアセットを変更できるソフトであればUnityExでなくても可能なはずです)  ・好きなフォントのファイル(拡張子がttfのもの)  手順  1.UnityExのOpen archiveで\steamapps\common\SunlessSea\Sunless Sea_Data内にあるresources.assetsを開く。 2.DroidSerif_native.ttfを右クリックしExport selectedをクリック。 3.そうすると上のSunless Sea_Data内にUnity_Assets_Filesが作成されるので、さらにその中にある先ほどエクスポートしたフォントファイルを表示します。 このファイルを日本語のフォントに上書きすることでフォントの変更を行うので、念のためオリジナルのファイルはどこか別の場所にコピーしておきましょう。 4.続けてフォントファイルを用意します。 オンラインで公開されているフリーフォントを使用しても良いですが、OSにあらかじめインストールされているフォントを使用すると簡単です。  Windowsではコントロールパネル→デスクトップのカスタマイズ→フォント内に仕舞われています。 フォントは拡張子ttfなら他のものでも大丈夫ですが、ウェイト(太さ)は標準的なものを使用しないと能力値などの表示が崩れてしまうことがあります。フォントの形式は右クリックプロパティで確認できます。  標準フォントの中では游明朝の中太が元々ttfで表示も崩れないためおすすめです。 5.選んだフォントを適当な場所に移してして名前をDroidSerif_nativeに変更し、先ほどの\Unity_Assets_Files\resources内にペーストして上書きします。 6.UnityExでImport filesボタンをクリック。 フォント置き換えはこれで完了です。 元に戻したくなった場合保存しておいたオリジナルのDroidSerif_native.ttfを上書きしてImport filesで戻せ

地下の都市とその歴史

今日は星々の壮大な物語からは一旦離れ、地下に落ちた5つの街とその理由についての話です。 前に書いた この記事 がバザールの視点から見たFLとすれば、今回は人間の視点から見たFLの歴史と言えるでしょう。 夏のセールなどでUnterzeeを旅する船長が増えた気配があり嬉しいかぎりです。今回の記事はSSと直接的な関係はありませんが、地下に落ちてきた街の知識があるとSSでもこの島は第二都市の文化が残されているな等考えながらプレイできてよりいっそう楽しめるはずです。 FL/SS両ゲーム+αの大望クリア程度までのネタバレを含みます。 ・前書き フォールン・ロンドンの物語とは愛の物語にほかなりません。FLの元々の作者であるアレクシス・ケネディはFLのテーマを『望み(desire)と、それを叶えるために払う用意のある対価』だと語っています。これ以上に的確にFL/SSの世界の基軸を表した言葉はないでしょう。(作者なので当然といえば当然ですが。) この世界における望みは主に愛として表れます。Sunless Seaをプレイして初めに突き当たる疑問、何故街が地下に落ちたのかという問いも愛によって説明することができます。 歴史の中で、繁栄する街の支配者たちはバザールと契約を交わし街を差し出すことで、自らの望みを叶えようと繰り返し試みてきました。 ここでは各街が具体的にどのような望みによってNeathへと落ちることになったのか、簡単に見ていきましょう。 ・第一都市:テル・ブラク(不詳 紀元前4000年程度?) 一番初めにNeathに落ちた街の名前は、実のところゲーム中ではっきりと語られたことはありません。他の地下に落ちた街についても名前がはっきりと語られているもののほうが少ないのですが、遺跡や過去の街の住人たちの言葉からファンの間ではある程度の定説が出来上がっています。 一般に、第一都市はForgotten Quarterに残る眼の模様の入った遺跡などからテル・ブラクとされています。また一説に、近くにある大都市のウルクとも言われています。 この街の王は不治の病にかかった恋人の命と引き換えに自らの街をバザールに差し出しました。恋人は命だけは助かったものの姿が大きく変わってしまいました。 この街の物語はFL内Heart's Desireで主に語られています

Sunless Sea日本語化手順ガイド(画像付き)

再度修正しました。2021/10/28 例:Steamで購入したWindows版 ここ からSteamで始まる方のファイルをダウンロードし、適当な場所に解凍 上部の「表示」内「隠しファイル」の項目にチェックを入れます(画像参照) 『C:\Users\(ユーザー名)\AppData\LocalLow\Failbetter Games\Sunless Sea\addon』のフォルダーを開く (カッコ内をコピーし適当な場所にペーストしてユーザー名の部分だけ書き換えて再度エクスプローラーのアドレス欄にペーストすると簡単です) 開いたaddonフォルダ内に、1でダウンロードした翻訳ファイル内の「japanese_translation」を フォルダごと コピー 続けてdllファイルを導入します。dllファイルには主にUIなどの翻訳が入っています。本文だけ翻訳されていればいい方はこれ以降はスキップしてください。 Steamのライブラリからタイトルを右クリック→「管理」内の「ローカルファイルを閲覧」を開く 開いたフォルダから「SunlessSea」→「Sunless Sea_Data」→「Managed」と移動(アドレスは「(Steamのライブラリー名)\steamapps\common\SunlessSea\Sunless Sea_Data\Managed」になります。) 翻訳ファイルSteam用dllフォルダ内に入っている 「Sunless.Game.dll」だけ をコピーし、6で開いたManagedフォルダ内にペーストして上書き これで日本語化完了です。お疲れさまでした。 GOGなどから購入した方も大体やり方は同じですが、手順5以降が変わります。 Sunless Sea本体をインストールした場所を開き(Sunless Sea_Dataで検索すると簡単に見つかります)、同じくManagedフォルダ内のdllの上書きを行ってください。 ※ただし、現在EPIC版で日本語化するとバグが発生することがあるようです。おそらくdllの変更が原因なので、EPICではこの手順は非推奨です。 日本語化をきちんと導入出来ていても一部英語が残ったままになってしまいますが、これは私の技術力や根気の不足によるもので異常ではありません。 分かりにくい箇所や問題点があれば、下の

Sunless Sea/Fallen London用語集

ずいぶんかかってしまいましたが、何とか気力を取り戻せたので今回は用語集完全版です。 私の知りうる限りの知識と憶測を詰め込みましたので当然 ネタバレだらけです 。 初心者向けネタバレ少なめ簡易版はこちら。 この記事は上記の内容をもとに加筆、修正、項目の追加などをしたバージョンです。おまけにフレーズ集もついています。 用語集といっても、それぞれの項目を単独で読むよりも通して読んだほうが分かりやすくなっています。 Sunless Skiesの情報についても悩みましたが知っている範囲で書くことにしました。Skiesでの情報の書かれた部分には初めに「SSkiesでは~」などと書いていますので未プレイの方はそこだけ読み飛ばしてください。しかし、私自身まだ隅から隅までプレイしたわけではないので誤りや不足が多分に含まれていることでしょう。話半分に読んでいただけると幸いです。 また、さらに詳しく書く必要がありそうな項目(Lacreなど)については別個記事を書いていこうと思っています(が、いつになることやら…)。 このリスト自体も適宜修正や更新をしていく予定です。 次はNeathに落ちてきた都市の歴史について書く予定です。半分ぐらい書けているのでおそらくはすぐ更新できるでしょう。 バザールなどについては この記事 でもうすこしまとまりのある形で背景設定に触れています。 〇用語集(アルファベット順) Axile(アクシル) : Flukeなどを初めとするShapelingたちの故郷。別の銀河系かあるいは少し離れた星域なのか、はたまた別の次元かはっきりした事は不明。 SSkies内で直接登場はしないものの、新しく発見された領域として言及(“a place of change and forbidden arts”)があったので、Albionのような領域の1つと見るのがいいかもしれない。 関連ワード: Fluke, Rubbery man, Moon-miser, milk, amber Blemmigan(ブレミガン) : 紫色の肉食茸。嘴と触手があり、目はない。極めて強い繁殖力を持つ。1匹だと大した害にはならないが大抵は群れで暮らしていて、集団と遭遇するとかなり危険。文学に通じている。 Cat : Neathに暮らす猫たちは、人語を解し秘密を蓄えてい

バザールと星々、あるいはFL略史

※今回の内容にはFLに関するかなり重めのネタバレが含まれます。 良いタイトルが浮かびませんでした。今回の内容はFallen Londonの背景となる物語のあらすじのようなものです。具体的には主にバザールに焦点を当てた内容になります。つまり、個々の街の歴史などにはほとんど触れません。FLの内容のかなり重大なネタバレや憶測などが含まれます。 この記事はFLをやりつくしたプレイヤーの復習にお勧めです。逆に言うとそれ以外の方には全くお勧めできません。いきなりひどいネタバレから始まる上に省略も多く、いつにもまして不親切な記事になっているためです。 今後色々な話をする前に全体の流れをすぐに確認できるようにしておくべきかと思いここに載せることにしましたが、正直役に立つかは疑問な内容です。 英語表記とカタカナ表記と日本語訳表記が混ざり合っていて大変読みにくいかと思いますが、統一する前に気力がつきました。まあ読める範囲ではないでしょうか…… あまりにもネタバレがすぎるので載せるか少し迷いましたが、英語でならこれぐらいの内容が書かれている所はすでにいくつかあるので置いておく事にしました。 それにこのブログ自体そんなに見られていないのでまあいいかな、という気持ちもあり。 元々はSSkies発売までに自分が設定を完全に忘れてしまうことを危惧して、これを読めば大方大丈夫!と言う文章が欲しくなり書き始めたものでしたが、いざプレイしてみると前作の知識はそこまで必要ありませんでしたね…… という事で、これを読んでもFL以外のゲーム(Sunless Seaなど)の理解が深まるという事はあまりないと思います。Seaでもバザールは友情出演程度の出番しかないですからね。 またしても前置きが長くなってしまいましたが本文はもっと長いので覚悟してください。次はもっと短い内容にしたいですね。 切実に。 間違い等の指摘はいつでも大歓迎ですが、今回は特に不安満載なので何かあればコメントなどでぜひお知らせください。

Fallen London初心者向け世界観ガイド

以下の文章はu/Galle_によってRedditに投稿された このポスト を訳したものです。 この文章はフォールン・ロンドン初心者向けのガイドとして有名で、過剰にネタバレに触れることなくある程度網羅的に世界観を知ることができます。ゲームを始めたはいいけれど何が何だかわからない、といったプレイヤーにお勧めです。ただしとても長いので気になった項目から読むのが良いと思います。 内容的には一つ前の記事と被る部分が多々ありますが、こちらの方がより詳細でフォールン・ロンドンの内容が多めです。 二年程前のものなので一部情報が古く不正確な部分があるかもしれません。また、序文にもあるようにあえて隠されている情報も多くあります。 今回も固有名詞の後の()はSunless sea日本語訳での訳です。参考程度にどうぞ。 日本語化の方法についても記事にしました。 こちら からどうぞ。

ネタバレ控えめFallen London/Sunless Sea用語集

Sunless seaに登場する物事をメインにまとめた簡単な用語集です。軽度のネタバレが含まれますのでご注意ください。 ネタバレ解禁フルバージョンはこちら。 初心者向けの世界観解説としても読めると思います。 単語の後の()はSunless sea日本語化での表記です。参考程度に。 日本語化での英語と日本語訳の対応をまとめて知りたい方は こちら へどうぞ。 ついでに 日本語化の方法 についても書いたのでよかったらどうぞ。 「Neathに暮らす者たち」と「物や場所」の二つの項目にざっくり分かれています。