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ネタバレ控えめFallen London/Sunless Sea用語集


Sunless seaに登場する物事をメインにまとめた簡単な用語集です。軽度のネタバレが含まれますのでご注意ください。
ネタバレ解禁フルバージョンはこちら。
初心者向けの世界観解説としても読めると思います。
単語の後の()はSunless sea日本語化での表記です。参考程度に。
日本語化での英語と日本語訳の対応をまとめて知りたい方はこちらへどうぞ。
ついでに日本語化の方法についても書いたのでよかったらどうぞ。
「Neathに暮らす者たち」と「物や場所」の二つの項目にざっくり分かれています。



○Neathに暮らす者たち

Blemmigan(ブレミガン):紫色の肉食茸。嘴と触手を持ち、目はない。1匹だと大した害にはならないが、大抵は群れで暮らしていて、集団と遭遇するとかなり危険。文学に通じている。
Clay man(クレイマン):文字通り粘土から出来た人々。大抵は従順で、いわゆるゴーレムに近い存在。ロンドンなどで安価な労働力として重宝されている。しかし、まれに何か(右腕、あるいは良心など)が欠けた状態で生まれてくるUnfinished man(未完成クレイマン)と呼ばれる存在もいる。彼らには自我が存在するようで、全員が悪人であるとは言わないが大抵はその力強い拳によって危険な存在となっている。
Devil(悪魔):魂を好んで集める種族。集めた魂を何に使っているのかははっきりしない。囚人の蜜は地獄の薔薇との交配種から採られるものらしい。1868年、女王はロンドンの西に位置する地獄に対して侵略戦争を仕掛け、地獄が勝利した(いわゆる68年の戦役)。その結果Brass Embassy(真鍮の大使館)が建てられ、悪魔たちがロンドンに出入りするようになった。
Drownies(ドラウニー):地下では、人は1度死んでも大抵しばらくすると息を吹き返す。彼らは一度海で死に、戻ってきた後も自分は溺れ死んでいるのだと信じ込んでいる人間であり、水の中に暮らし不注意な人々を引きずり込む。Fathom King(ファザムキング)が彼らの王。
Echo Bazaar(エコー・バザール):ストールン・リバー南岸に位置するロンドンの商業の中心地。奇妙な文字を刻まれた特徴的な黒い尖塔はSS内でも確認出来る。慣例的に生き物として扱われ、男性であればShe、女性であればHeなどと呼ぶ。そこ行われる様々な商売を仕切っているのがバザールの支配者たち(後述)。
Fingerkings(フィンガーキング):鏡の裏に巣食う小さな蛇たち。
Fluke(フルーク):巨大なウニのような見た目で、ラバリーマンと深い繋がりを持つ種族。海を漂っているのは彼らの内でも孤独なものたち。
the Gods of the Zee:船乗りの畏れる3柱の神々。
Storm:天蓋に住む怒れる神。雷、雷鳴、浮浪児などと関連が深い。この神に魅入られると瞳が嵐雲のような暗い灰色になる。Stormy-eyedと呼ばれる状態。
Stone:南方の神。光、生命などと関連が深い。おそらく一番正体が分かりやすい神。
Salt:東の神。水平線、別れ、旅人などと関連が深い。この神の呪いは多くの船長を苦しめた。最も謎めいた神。
他にもDrowned man(溺れた男)を崇める者たちもいるが、彼は三神の中には含まれない。
Her Enduring Majesty(永遠なる女王陛下):ヴィクトリア女王のこと。彼女がロンドンを売り渡したと見ている者達もおり、別名Traitor Empress(裏切りの女帝)とも呼ばれる。
Khanate(カーネイト):ロンドンよりも先に落ちてきた街の子孫であり、現在はUnterzeeに散らばりカーンの心臓やカーンの栄光などの島々で暮らしている。一般に工業的に高い技術を持ち余所者を好まない。
the Masters of the Bazaar(バザールの支配者):バザールにおける商売を支配する謎の存在。Mr 〇〇という名で呼ばれる。例えばMr Applesは野菜や果物、不死に関する商売の元締め。フードを被り、人並外れた長身と描写されることが多い。Mrと名乗ってはいるが大抵Itと言及される。
 ・Presbyter(長命衆):旧大陸(後述)に暮らす極めて長命な人々。Prester(長老)が彼らの支配者。一般の人々は契約により千年までしか生きることは出来ないが、一部は名を放棄してCollege of Mortality(定命の集い)に加わり、さらに生きるという。
Rubbery man(ラバリー・マン):イカのような見た目の種族。一般に人の言葉を話すことが出来ず、不安げでとても丁重な物腰の存在として知られている。しかしロンドンの住人からは忌み嫌われ、惨めな生活を余儀なくされている。彼らを助けるとDeep amber(ディープ・アンバー)と呼ばれる琥珀のような物質を貰える。
Snuffer(スナッファー):蝋燭を喰らい、人の顔を奪うものたち。Thief of Faces(『顔盗むもの』)が彼らの支配者的な位置にいる。彼らは他人の顔を身に着け様々な場所に潜り込んでいる。
Sorrow-spider(悲哀蜘蛛):一般の蜘蛛よりも大きいNeathに特有の種族。名前の由来は夜に眠る人々の枕元に忍び寄り人の目を盗む習性。高い知能を有しているようで、議会蜘蛛と呼ばれる一種のコロニーを形成することがある。
Tomb-colonists(墓人):Neathでは人は大抵の場合死んでもしばらくすれば戻ってくる。しかしあまりにも死にすぎた/酷い死に方をした/歳を取りすぎた場合、人の目に耐えない姿となってしまう。そうした人々はTomb-colony(墓人街)へと送られる。ヴェンダーバイトをはじめとするこういったコロニーで彼らは決闘をするなどして静かに暮らしている。

○物や場所

Avid Horizon(アビッド・ホライズン):Unterzeeの北の果て。巨大な黒い門と謎めいた像だけが存在する。北へと至る道。
Correspondence:Neathのあちこちで目にすることが出来る謎めいた言語。人が迂闊に読もうとすると自然発火する(それも大抵眉から)。例えばアビッド・ホライズンの氷の上の文字もこれ。ロンドンっ子にとってはBazaarの表面に刻まれている記号として馴染み深いだろうか。街の壁に落書きされていたりもする。こんな危険な言語を誰がわざわざ?
Elder Continent(旧大陸):Unterzee南方に広がる大陸。その内奥には光輝の山が聳え、茸類の繁茂する熱帯雨林と長命衆の77の王国がある。
Dawn Machine(ドーン・マシーン):Unterzee南西の端に位置する巨大な光輝く機構。人々の心に働きかける力を持つ。その光は抗いがたい。
Iron Republic(アイアン・リパブリック):ロンドン南方に位置する悪魔たちの暮らす場所。そこでは自然法則を含むあらゆる法が通用しない。
Lacre(レイカー):アンモニア臭のする雪のような物質。Nomanの原材料。クリスマスの時期になるとロンドンに溢れ出す。
Nadir:イリーゴ(Neathbowの一色)で満たされた洞窟。あまりにもイリーゴの力が強いためこの場所の存在自体ほとんど知られていない。様々な勢力によって都合の悪いものが置き去られ、忘れられている。
Neath:Unterzee全域を収める巨大な地下洞窟。何故このような場所が出来たのかははっきりしていない。Neathの天蓋にはFalse-star(偽星)が輝き、幾つも垂れ下がる鍾乳石の中にはフォールン・ロンドン(ゲームの方)の開始地点であるNew Newgate Prisonが存在する。Neathで一定期間を過ごすか、一度死んでしまった者は太陽光に対して脆弱になり、地表で暮らすことが出来なくなる。
Neathbow:地下に特有の7つの色。 
Apocyan(アポシアン):Zeeの波、記憶、coralの色。青緑に近い。
Cosmogone(コスモゴーン):記憶の中の太陽の色。オレンジ、あるいは黄色に近い。
Gant(ギャント):すべての色が消えた時に残る色。ベージュに近い灰色?光の中では見えない。
Irrigo(イリーゴ):忘却の色。Nadirと関係が深い。紫に近い。
Peligin(ぺリジン):深海、Monster-hunterの瞳の色。ほとんど黒に近い青。
Violant(ヴァイオラント):忘れがたい色。赤に近い?
Viric(ヴィリック):鏡の裏側、浅い眠り、蛇の色。緑に近い。
New Sequence(ニュー・シークエンス):大晶洞などによく見られる輝く瞳を持つ人々。ドーン・マシーンを崇め、その勢力を拡張しようと画策している。
Polythreme(ポリズリーム):あらゆる物に命の宿る奇妙な島。百心の王がこの地を治め、他のどの様な勢力とも協定を結んでいない。クレイマンはここで生まれる。
Prisoner's Honey(囚人の蜜):特殊な品種の薔薇から取られる蜂蜜。これを舐めると物理的に夢の中へと体ごと転送される。一種の薬物であり、中毒者も多い。これ自体は合法なものだが、紅い蜜と呼ばれるバリエーションも存在し、そちらはもし所持している所を捕まれば重い罰が課せられる。
Unterzee:ロンドンの東に広がる巨大な地底の海。南方には旧大陸が広がり、点在する幾つもの島々にはロンドン以前に地下に落ちた街の子孫など様々な人々が暮らしている。

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